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かぽんの戦争映画
一方的評論
 
海行かば 評価★☆ 昭和12年頃の帝国海軍
1937
5月 制作:東京シネマ商会 指揮:海軍中佐 粟田善次郎
11分 モノクロ サイレント

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 日本帝国海軍をPRするための戦時広報的映画と思 われるが、サイレントだしストー リー的要素も何もない。ただ、単に海軍の兵力を映像化しているのみ。制作指揮の海軍中佐は広報班か何かなのだろうか。ただ、単に兵器の映像を流していると はいえ、制作年が昭和12年とくると、あまり馴染みのない映像にもお目にかかることができる。

「海行かば水漬く屍」
 艦種別の映像が映る。戦艦では煙突の形状等から改装前の誘導煙突「長門」型と第二次改装前の「金剛」型が登場。続いて巡洋 艦では「青葉」型重巡、駆逐艦は艦側に「ナシ」とあるので「樅」型の「梨」であることがわかる。潜水艦は・・・・よくわからないが「海大3型」あたりでは なかろうか?。空母は三段空母構造なので改装前の「赤城」であることがわかる。昭和13年に改装されるので貴重な映像だ。また、航行中の空母は多分「龍
驤」だと思う。このほか、艦隊搭載?の水上機「九四式水偵」らしきものが飛んでい る。いずれも、数秒程度の短い映像なのが残念。

「海の艦隊 怒とうを蹴って」
 まずは縦列航行中の戦艦、重巡群が 登場する。艦 船には詳しくないので、ちょっとつらいのだが、前出の長門、金剛型なのであろう、波しぶきを伴って重厚な航行が凄い。戦艦艦橋での手旗信号、カッター訓 練、甲板上の防御マットなどが写る。また、艦船脇を水上機が離陸していく風景も。

「空の怪鳥 密雲を衝いて」
 今度は航空機。画像が今ひとつ鮮明でないためわからないのだが、複葉の「十三式二号艦上攻撃機」らしきのが一機、続いて「三式二号艦上戦闘機」らしきも のが 複数機飛行している。後者はちょっと変な形なので別物の可能性もある。

「太平洋上荒浪吼ゆるとも」
 いよいよ戦闘シーンとなる。演習の記録映像のようだが、潜水艦内部、戦艦の主砲旋回及び一斉放射シーンがある。しかし、かなり細切れなので・・・。
 さらに、先に登場した「十三式艦上攻撃機」と「三式艦上戦闘機」らしきものが模擬空戦を行っている。それにしても複葉機なので、空戦と言うよりはふ わふわ浮いている感じ 。笑えるのは、後部席の機銃射撃シーンのあと、主翼に穴が開いて火が出て燃えるシーン、さらには地上映像がぐるぐる回る墜落錐揉み シーンまで再現しているところ。何故か、ここだけ作っている。あと爆弾を搭載する「一〇式艦上戦闘機3B型」も見える。
 このあと、再び海戦シーンになるのだが、戦艦の主砲発射、さらに艦船の沈没シーンがある。実戦なのか、演習なのか。
 このほか、煙幕を張る二機の水上機、上空を飛行する飛行艇「Short.f.5」の姿が見える。


戦艦長門型(誘導煙突)

戦艦金剛型

重巡青葉型

駆逐艦 梨

潜水艦

空母赤城(三段空母)

空母驤?

十三式二号艦上攻撃機

三式二号艦上戦闘機?

戦艦の主砲

攻撃機上の機銃手

弾が当たって燃える主翼

一〇式艦上戦闘機3B型

飛行艇 「Short.f.5」



興奮度★
沈痛度★

爽快度★★
感涙度★

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(以下 あらすじ ネタバレ注意)

 なし

(2006/09/11)