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戦争映画の一方的評論
 
「トコリの橋」 評価★★★ 日本の描写。ふざけんなよ。
1954 アメリカ 監督:マーク・ロブソン
出演:ウイリアム・ホールデン、グレイス・ケリー、淡路恵子ほか  
102分 カラー

 朝鮮戦争中のアメリカ海軍第七十七機動部隊のジェット戦闘機部隊の話。制作年を見ればわかるが、停戦協定締結後最も早い段階での映画であ り、登場する兵器類も含め極めて実感が沸く映画でもある。
 ストーリーは機動部隊の空母勤務をするジェット艦載戦闘機F9Fパンサーのパイロット、ハリー・ブルーベイカー中尉(ホールデン)が主人公となり、朝鮮 半島の北部に位置する北朝鮮軍の戦略拠点「トコリの橋」の空爆作戦であるが、それに至るまでの厭戦気分のブルーベイカー中尉とその家族、そして救助ヘリコ プター搭乗員のマイク、ネスターの上陸中のドタバタ劇などが折り込まれており、かなりボリュームのある内容となっている。 戦闘シーンとしては空爆作戦はかなり危険であり、ブルーベイカーは戦死を覚悟し、出撃する。数度の爆撃で目標を達成するが、敵弾を受けて墜落する。救援に 来たマイクらのヘリも撃墜され、北朝鮮軍に包囲された彼らは勇敢に戦うが戦死する。映画の半分はF9Fパンサーの戦闘シーン、半分はブルーベイカーを中心 とする心情的な精神映画といった具合である。
 
  朝鮮戦争時の基地は日本国内を使っており、当然のことながらロケも日本で一部行われている。そして、登場人物も日本人が多数出演している。 しかし、今でもそうだが、アメリカ人の日本のイメージはかなりおかしいものがあり、本作においてもすばらしく誤解されたシーンが多数出てくる。日本のレス トランはなんだか寺院風だったり中華風だったりしており、妙な着物というか浴衣というか不思議な衣装も登場する。ブルーベイカー中尉の妻役のグレイス・ケ リーは結局来日せずに映画を撮影したと言うことで、ケリーの出演するシーンは全てアメリカで日本風のセットを作ったというのが原因であろうが、極めつけは 入浴シーン。
 多分、混浴か銭湯をイメージしたのだろうが、小さいプールのようなものが二つ並ぶ不思議な空間があり、そのうちの一つにブルーべーカー夫婦と子供が入っ て いると、日本人の家族が入ってくる。驚くブルーベイカー家族をよそに、おもむろにお辞儀をしてその場で服を脱ぎもうひとつの浴槽に入る日本人家族。なんな んだこりゃあという感じ。だいたいにおいてやたら浴槽は深いし、あれはプールではないのかい。あまりにふざけた描写に怒りを超えて笑いが出たのでした。ま あ、時代が時代なので仕方がないか。
 兵器としては、やはりF9Fパンサーがたくさん出てくるのがいいですね。このほか、救助用ヘリ(型番知らない)、プロペラ機(多分 F51Dムスタング)、空母が登場します。かなり本物を使用しているようなので、見ていて迫力があります。
(2003/12/18)

興奮度★★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★
感涙度★★

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