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戦争映画の一方的評論
 
「最後の突撃」 評価★★★ 生か死か、生への執着を考 えさせられる
1957 日活 監督:阿部豊  主演:水島道太郎ほか
 約 分 モノクロ
(2002/11 スカパーNECOで録画 したものを視聴)

 第二次世界大戦末期の島(忘れた)での守備隊を主題にしている。米軍が上陸してきた海岸線の守備大隊が苦戦を強いられ、大隊長は切り 込み夜襲を決意し、兵団司令部へ最後の打電をし、総突撃を敢行する。次々に倒れ、大隊長も壮烈な戦死をとげる。
 沼兵団司令部(香川中将が兵団長)では、全員戦死と悲嘆にくれているうちに、途中の拠点守備小隊から、敗残兵(敵前逃亡兵)がきているとの連絡が入る。 全員勇敢な突撃をしたと思われていたが、敵前逃亡したらしい。どこの国でもそうだが軍では敵前逃亡は「銃殺刑」に値する犯罪である。敵前逃亡してきたのは 中隊長、小隊長である中尉、少尉の士官が数名と下士官、兵である。兵団司令部ではすぐさま、指揮の乱れた逃亡兵を再度前線へ送り込むか銃殺かの命令をすべ く、松下参謀(少佐)を指揮官に任命して送り込む。松下参謀は、現地に赴き、兵や士官に事情聴取をする。味方を銃殺したくない松下は敵前逃亡したのは士官 の責任とし、再度部下の兵を引き連れ突撃をするか、もしくは自決するよう言い含める。ほとんどの兵と士官は再突撃を了解するが、再突撃の意志のない2名の 士官は自決を決意する。しかし、なかなか互いに死にきれず、結局は海岸で銃殺に処される。そして、松下参謀を隊長にした、再結成部隊が「最後の突撃」に出 発する。
 という感じで、アメリカ軍物量攻撃からの恐怖と、万歳突撃の無意味さ、敵前逃亡の後ろめたさ、無駄な死と承知しつつ突撃を命ずる上官など様々な思いが描 かれている。日本軍の無意味な突撃にはあきれさせられるが、それしか戦法のない苦しさや突撃しかないという雰囲気が手に取るようにわかるのだ。また、死ね と言われても死にきれない士官の心情。今の時代の人間なら逆によくわかるのではないだろうか。少しでも生に執着したい気持ちとそれをさせない時代。かなり 重めな映画なのであった。

 (2002/12/18)      

 興奮度★★
 沈痛度★★★★★
 爽快度★
 感涙度★

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