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戦争映画の一方的評論
 
「硫黄島」 評価★ 新聞記者ってそんなに偉いのかあ
1959 日活 監督:宇野重吉  
出演:大坂志郎 小高雄二 芦川いづみ 山内明 芦田伸介 佐野浅夫 渡辺美佐子 小夜福子  
89分 モノクロ

 スカパーで録画したものを視聴。とにかく、日本映画でしかもこの年代のものは音声が聞き取りにくい。会話などほとんど聞き取れないの である。従ってイヤホンをしたり、何度も巻き戻して見る羽目に。

  主題は硫黄島の死闘で生き残った帰還兵士の苦悩である。基本的に戦闘シーンはほとんどなく、戦後が舞台となっている。全体に重苦し い雰囲気でストーリーの展開についていきづらい。よく考え てみて、なるほどとわかるシーンも多い。はっきりいって、だらだら進んでいく。今だったら映画と言うよりはドラマのような感じ。帰還兵もいつのまにか自殺 してるし。
 それはともかく、新聞記者(小高)の偉そうなこと。20代くらいお若造なのに、40過ぎの帰還兵に敬意も示さず「きみぃ」呼ばわり。当時は新聞記者とい うのはそんなに偉いのか。タバコと新聞記者とエリート意識という3点セットが全面に見え隠れして、何とも不愉快な印象を得てしまうのであった。
 ともあれ、果たして戦争映画の範疇なのかどうかはさておいて、日本映画としては帰還兵の苦悩という主題を描いた貴重な作品であることには違いない。星は ひとつだが、機会があれば見て頂戴。
 なお、本作は宇野重吉が監督した数少ない作品のうちの一つ。これが最後の監督作品のようで、どうも監督業はうまくいかなかったらしい。

 興奮度★
 沈痛度★★★
 爽快度★
 感涙度★

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(以下あらすじ ネタバレ含む 反転でご覧下さい)
  
 戦後10数年して、陸軍兵士だった帰還兵(大坂志郎)は、酒場で出会っ た新聞記者(小高雄二)に自分が硫黄島の帰還兵であり、硫黄島に日記を記した手帳を残してきたので取りに帰りたいと打ち明けた。はじめは、うっとおしいと だけ思っていた記者も次第に興味を示し、新聞の記事にする。帰還兵はそれでも心に何かを秘めたまま、もう一人の帰還兵を訪ねたりと不可解な行動をとる。
 帰還兵は硫黄島に渡るがそのまま自殺。事の経緯に不信感を抱いた記者が硫黄島であった出来事と帰還兵の自殺の真実を探ろうとする。その真実とは、帰還兵 らが硫黄島で投降するまでに行った行為に秘密があった。食料に困った彼らは・・・・

(2003/1/24)   

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