「ナバロンの要塞」 評価★★★ アクション系だが内容は濃い
THE GUNS OF NAVARONE
1961 アメリカ 監督:J・リー・トンプソンー
出演:グレゴリー・ペック、デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クインほか
160分 モノクロ
A・マクリーンの同名
の冒険小説を映画化したもので、フィクション娯楽映画の名作だ。グレゴリー・ペックやデヴィッド・ニーヴンなど名優がこぞって出演しているのも特筆だ。
舞台は1942年のギリシャ。もともと英軍の統治下であったギリシャはドイツ軍に侵攻されて占領状態となっている。最後の砦のクレタ島も英軍が孤立状態
であり、なんとか救出しなければならない。しかし、海上の要衝ナバロン島にはドイツ軍の巨大砲が設置されており、救出のための軍艦がことごとく撃沈されて
しまうのだ。そこで、6名の特殊部隊が構成され、敵の大砲を撃破する無謀な任務につくこととなる。400フィートの絶壁を登って大砲要塞の爆破に挑むが隊
長の少佐は負傷する。マロリー大尉(グレゴリー)は代わって指揮をとることとなる。途中ギリシャレジスタンスと合流し、数々の危機を乗り越えていくが、内
部にスパイがいることがわかる。そして爆破の決行。。。。
アクション娯楽なので、史実や出てくる兵器、軍の動きなどはあまり突っ込んではいけない。名優の演技と結構どきどきのストーリー展開を十分に楽しみた
い。グレゴリーの渋い演技や、ミラー伍長役のデヴィッドの皮肉的な役柄、スタブローギリシャ大佐役のアンソニーの風変わりな役柄など堪能できる。モノクロ
で映像がやや見にくい点が残念だが、この当時としては最高の娯楽映画ではないだろうか。
(2004/04/07)
興奮度★★★
沈痛度★★
爽快度★★★★
感涙度★
DVD検索「ナバロンの要塞」を探す(楽天)