オンラインDVDレンタル ぽすれん

 
作品の貸し出し中がないレンタルビデオ屋はコチラ!GEO

戦争映画の一方的評論
 
「633爆撃隊 評価★★★ 実機の映像が素晴らしい 
633 SQUADRON
1964 イギリス 監督:ウォルター・グローマン
出演:ジョージ・チャキリスほか  
101分 カラー


 題名のとおり、英軍の633爆撃隊の話。時代は第二次世界大戦の1944年6月以前。つまりノルマンディー上陸作戦の事前工作作戦の位置づけだ。633 爆撃隊はデハビランド モスキート爆撃機(双発の2人乗り)を運用しており、ドイツ軍がロケット用の特殊燃料秘密工場をノルウェーに設置したことから、こ れを破壊する特殊任務を受ける。工場はノルウェーのフィヨルドの湾内の岸壁に造られており、通常の爆撃では破壊できない。極めて高度な飛行での爆撃のう え、12発をコンスタントに目標に投下することによって岸壁そのものの破壊を試みるのだ。しかも対空砲が多数設置されている。
 主人公の飛行隊長(中佐)以下は過酷な訓練で部下を失いながらも、作戦を実行する。これに先んじてノルウェーレジスタンスの大尉らが事前に対空砲の破壊 を行う手はずであったが、待ち伏せに合い全滅する。こうして、対空砲や敵戦闘機の反撃の中無謀とも思える爆撃任務を行い、なんとか作戦は成功するものの爆 撃隊12機は全て帰還することはなかった。

 この映画はストーリーそのものは、たいして特記すべきものはないが、モスキート爆撃機の実機が多数出演し、飛行シーンに迫力が満点なのがすごい。→少なくとも4機が実際に飛行しておりTT35とT3モデルらしい。このほか、地上滑走出来る機体が3機ほど出ていたようで、2機は実際に破壊したとか。また、 B−25Cミッチェルも多分実機だろうと思うし、特撮をできるだけ使わずに構成しているのが素晴らしい。特撮(はめ込み合成)は一部の空中戦シーンと対空 砲の射撃シーンのみ。ただ、残念なのは、ドイツ軍戦闘機が変なところ。なんだか、幅広の胴体とばかでかい風防がセスナのようだ。水平尾翼がかなり上方にあ ることと、支柱がついていることなどからBF-109の初期型をイメージしようとしていることは想像できるが、ちょっと変すぎる。その点もあってかあまり 詳細に映像化はしていないのだが。→実はドイツ軍機のBf-108タイフーンという機体のようだ。4人乗りの幅広の軽飛行機で、この機体の成功によりbf-109が誕生したのだとか。どうりで良く似ているわけだ。この年代だからこそ残っていたのだな。あと、驚いたのは、このbf-108の飛行、射撃シーンは「掠奪戦線(1970英)」の映画と全く一緒なこと。よ く見れば、なんと監督が一緒ではないですか。掠奪戦線がパクリなのですね。
 ちなみにロケ地はイギリスのハートフォードシアのBovingdon空軍基地などで行われている。

 最後に、毎度戦争映画で文句を言いたいのは、女性との絡みシーン。今作も中佐とレジスタンス大尉の妹ができちゃうのですが、ストーリーにはほとんど意味 ないし、必要ないシーンだと思うのですがねえ。やめて欲しいです。
 あと、最後に英軍少将が「(全滅したが)爆撃隊は死なん」という台詞を言うのですが、今ひとつ意味と必要性がわかりません。

(2004/04/01、2006/10/30追記)

興奮度★★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★
感涙度★★



映画見るなら ⇒スカパー!初期費用無料
オンラインDVDレンタルなら『TSUTAYA DISCAS』!
古本市場】激安古本・CD・DVD・ゲームソフト販売買取
新刊書籍・雑誌・DVDジェイブック
新品DVD・家電
い〜でじ!! 

DVD検索「633爆撃隊」を探す(楽天)