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「春婦伝」 評価★★ ちょっと現実離れしてるなあ
1965 日活 監督:鈴木清順
出演:川地民夫 野川由美子 玉川伊佐男 小沢昭一 初井言栄 松尾嘉代
98分 モノクロスカパーで録画したものを視聴。鈴木清順監督の作品なのでわかりにくいと言うことは覚悟の上で視聴。とにかく、まわりくどい、情景的 ということで戦闘シーンもそれなりに入っているのですが無常観的な作品です。あとは、慰安婦を演じる主演の女優は野川由美子で、きちんと?豊満なヌード シーンもあります。デビュー間もない頃でしょうか。
なお、この作品は「暁の脱走(1951)」のリメイク版だそうです。原作は田村泰次郎の「春婦伝」です。
日本映画としては結構火薬を用いた戦闘シーンが激しい。 昭和初年の中国戦線での話だが、市街戦やゲリラ戦が随所に見られる。音声は聞き取りづらいが、ストーリーは しっかりしている。慰安婦の実態もその無常さもよく描かれている。一兵士に情熱を傾けるあたりはちょっと現実離れしているが、原作に忠実ということで。野 川の熱演が光ります。とにかく情熱的。体当たり。
(2003/01/24)
興奮度★★★
沈痛度★★★
爽快度★
感涙度★★
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(以下あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
従軍慰安婦春美(野川)と守備隊の三上(川地)が徐々に恋に落ちていく話。三 上は守備隊隊長?の付き人で、春美 はこの上官の情婦にもさせられている。三上は初めは気のないそぶりを示しているが、徐々にその目を盗みながら二人は逢い引きを重ね、ついに夜間の情事を憲 兵隊に見つかってしまう。この罪で、三上は激しい戦闘の前線に送り込まれ負傷する。それを探しに行った春美と二人は国民軍の捕虜となってしまう。既に厭戦 から部隊逃亡し、国民軍に参加している日本人の説得を受け、春美は国民軍についていくことを勧めるが、三上は帰隊を言い張る。
帰隊した三上は敵前逃亡の罪を着せられてしまう。隊長の命令で銃殺が決定するが、直前に国民軍の総攻撃で中止となる。春美は三上と逃亡を図ろうとする が、三上は毅然として手流弾で自決を図り、春美も運命をともにする