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戦争映画の一方的評論
 
「ブルー・マックス」 評価★★★★ 
1966 アメリカ・イギリス 監督:ジョン・ギラーミン 
出演:ジョージ・ペパード/ジェームス・メイスン/ウルスラ・アンドレアス/ジェレミー・ケンプ/カール・マイケル・ボグラーほか  
155分 カラー

 DVDが安くなったので購入しておいたが、見る暇がなかったところ、スカパー!雑誌で井筒監督が面白いと評論していたので、見た。
 時代は第一次世界大戦(1918)。複葉機が主流で単葉機が出ようかという時期である。歩兵伍長だった主人公ブルノー・スタッヘルが空軍の少尉として赴 任。そこには、ブルー・マックス(空軍の最高殊勲賞)を持った隊長がいた。少尉はやはりブルーマックス保持者の撃墜王リヒトホーフェンを崇拝していたが、 ある日、そのリヒトホーフェンの命を救い、一躍認められるようになる。さらに、敵機を無情に殺したとして騎士道を掲げる貴族出のパイロット達に批判される が、平民出でかつ功績のある少尉を、国民の戦意高揚のためにクルーガーマン将軍が逆に利用する。その結果、少尉は国民的英雄となり、そして、念願通り、撃 墜20機を超えてブルーマックスを授与されることになる。しかし、クルーガーマン将軍の妻を寝取る行為や命令違反、そして撃墜数の水増しなどが露見 し。。。。。。。
 結果的には、ブルーマックスを授与され、少尉の思い通りになるのだが、戦争と勲章に翻弄される若者の姿がほろ苦く描かれている。結末は何ともはかないも のがある。
 井筒監督は、この映画の素晴らしいところとして、冒頭の数分をあげている。陸軍歩兵だった主人公が空軍パイロットに転身し、勲章をねらうようになる心情 をこの数分で見事に描いているというのだ。敵弾に追われ、塹壕の中で息も絶え絶えに頭上を見上げると、悠々と飛び回り空中戦を繰り広げる飛行機がある。確 かに、この部分があるだけで映画のふくらみがぐーんと広がるような気がする。さすが映画監督だ。目の付け所が素晴らしい。
 戦争シーンとしては、空中戦や離着陸シーンがいい。多分、実写。複葉機の鷹揚さがうまく描かれている。戦闘シーンは機銃の掃射がなんともレトロでよろし い。時折、3葉機も出てくる。
 全体としては、戦闘シーンというよりは、ストーリー重視のヒューマンものとしてとらえた方が評価は高い。特に、ドイツ空軍を対象とした映画そのものが少 ないので貴重な映画ともいえる。
 ただ、クルーガーマン空軍将軍が「砂漠の鼠」とかに出てくるロンメル将軍役と一緒なので、ちょっと見ていてこんがらがった。
(2003/07/28)

興奮度★★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★
感涙度★


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