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戦争映画の一方的評論
 
「聖週間 評価★★☆ やるせないユダヤ人の行き場  
WIELKI TYDZIEN
1995  ポーランド・ドイツ・フランス 監督:アンジェイ・ ワイダ
出演:ベアタ・フダレイほか  
97分 カラー


 第二次世界大戦中にドイツ軍がポーランドの占領をした際にユダヤ人迫害を行ったことが題材となっている。ポーランドのワルシャワにはユダヤ人だけが集め られた「ゲットー」と呼ばれる区域があり、ここに入ることは死を意味するほどの悲惨さであった。
 主人公のユダヤ人女性レイナはゲットーに入ることから逃れ、かつての恋人ヤンの自宅にかくまわれた。しかし、ヤンには妻がおり気まずい雰囲気に。加えて もともと奔放な性格のレイナはベランダに出たりして他人も目に触れてしまう。自宅周辺のポーランド人たちはユダヤ人がいることの密告に走る。同時に、ヤン の弟らは1943年の4月19日、対ドイツ軍への武装蜂起(ワルシャワ蜂起)に参加するが。。。
  かなり暗い題材を扱ってはいるが、アンジェイ・ワイダ監督の独特の人物描写によって淡々と映画は進む。ただ、その背景にあるユダヤ人迫害の事実は動か しがたい脅迫観念となって覆い被さってくるのはひしひしと感じる。どこに逃げても無駄。徐々に迫り来るドイツ軍の目。そして、密告に走るポーランド住民。 誰も信じられない状況に気が狂いそうになるのだ。
 主演のレイナは、奔放でやや淫靡なイメージのある役柄。対するヤンは極めて紳士で実直である。この対比がまた不可思議なイメージを与える。また、ヤンの 妻とレイナが最初は敬遠しあっているものの、次第にうち解けてくるのもひとつの見所といえよう。
 時代背景がわからなければ、「戦場のピアニス ト」と合わせてみるとわかりやすいかもしれない。こちらはゲットーに収容された側からの映画となっている。どちらも暗いが。
(2004/04/09)

興奮度★★
沈痛度★★★★★
爽快度★
感涙度★

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