「東部戦線1944」 評価★★★ んん?ロシア映画?
ZVEZDA(THE STAR)
2002 ロシア 監督:ニコライ・レベデフ
出演:イゴール・ペトレンコ、アレクセイ・パーニンほか
94分 カラー
ロシア映画で日本未公開のもの。お察しの通り、1944年の独ソ戦線の話であります。2002年ロ
シア製作と言うことでどういった出来か、大変興味のあるところですが、総合としてはまあまあの出来でした。さすがに、共産主義全盛時代のソ連映画「ヨー
ロッパの解放」のような資金と軍隊と人間を無尽蔵に使った映画のようなスケールは期待できません。冷戦後の開かれたロシアならではですね。
ストーリーはドイツ軍前線に潜入するソ連軍偵察部隊で中尉以下8名が、ドイツ軍情報を司令部に無線で送るというもの。いわゆる決死隊扱いで、ドイツ軍の
掃討作戦にめげずにがんばって情報を送るが。。。
出てくる兵器は結構金がかかっていないと思われ、ソ連軍戦車もドイツ軍戦車も遠目にちょろっと。交戦シーンも、マカロニコンバット調のスタンディング掃
射ありで、リアル感はやや薄い。時折はいる死体の映像は結構リアルなのにね。ついでに、絡まなくてもいいお姉ちゃんがやはり絡んでいるのです。一目惚れし
た愛しい中尉が帰ってこないのよおという、戦争映画に不要な叫びが盛り込まれるなど、アメリカ映画同様白人映画はこうなっちゃうのでしょうか。ということ
で、ロシア映画である所以はあまりなく、アメリカ映画を見ているような気がしたのでした。
(2004/03/23)
興奮度★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★
感涙度★★
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