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かぽんの戦争映画一方的評論
 
「ロシア特殊部隊スペツナズ 評価★★☆ ロシア軍特殊部隊の活躍
s
PECIAL SQUAD
  SPETSNAZ
2003  ロシア 監督:アンドレイ・マルコフ
出演者:
アレクサンダー・バルエフ、ウラディスラフ・ガルキンほか
102分、97分、102分(3巻6話構成) カラー 

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 ロシアの秘密部隊である特殊部隊スペツナズを題材にしたテレビドラマ。DVDは3巻6話で構成され、「レッド・ハイジャック」「ジハード・聖戦」「チェチェン・ウォーズ」のタイトルが付けられている。舞台はアフガニスタン、タジキスタン、チェチェンで、ロシア軍側のスペツナズのブラトフ少佐以下5,6名の少数精鋭が、アフガニスタンやチェチェンのテロリストと対峙していく。
 アクションや戦闘シーンはいささかスペツナズ賞賛に偏向している嫌いがあり、やたら強いスペツナズには苦笑もの。また、隊員の渋い語りにおどけた仕草など格好はいいけれど、作りとしてはB級映画を彷彿とさせる臭さを感じる。ロシアの一般向けテレビムービーなので、ヒーロー物的な受けねらいが必要だったということなのだろう。
 ただ、設定や背景については、これまで題材になることの少なかったスペツナズの活動や、ロシア軍の対テロ軍事的行動を垣間見ることが出来、興味深い物がある。テロリスト本拠地への急行の方法や、少数精鋭での戦闘方法は米軍特殊部隊とは一風違った面白さがある。また、ロシア軍(正規軍)とスペツナズの関係というものも興味深い。
 また、ロシア製作であるため、ロシア軍兵器が多数登場するのも見所の一つで、戦車は登場しなかったが、装甲車や航空機としてツポレフTu-160ブラックジャック、Mi-8ヒップヘリコプターなどの姿が見える。
 戦争ものとしての完成度は低いのだが、レアな題材にシリーズもの特有の重厚感が楽しめる一品である。


興奮度★★★
沈痛度★★

爽快度★★★
感涙度★

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(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

第1話 レッド・ハイジャック
 アフガニスタンのテロリスト集団がロシア民間航空機のハイジャックを行う。犯人らはニトロベンゼン入りの水鉄砲で武装しており、テロリストが制圧しているサラブ飛行場に着陸させ、飛行機に兵器を搭載してモスクワに突入するつもりなのだ。すぐさま、スペツナズ隊長のブラトフ少佐らに出動命令が下り、超音速爆撃機に乗り、サラブ飛行場の制圧に向かう。ハイジャックされた航空機にはスペツナズの隊員フルストが偶然乗っており、フルストは単身でハイジャック犯人を倒す。しかし、その情報はテロリストのボスの知るところとなり、サラブ飛行場にテロリストが終結を始める。一足先にサラブ飛行場に到着したスペツナズは間一髪のところでテロリストを掃討し、民間航空機も無事離陸することが出来た。

第2話
 アフガニスタンの山頂に作られているテロリストの研究所では毒薬ウイルスが製造されている。北部同盟の攻勢により、撤退を余儀なくされたテロリストはウイルスと解毒剤を持って撤退を図ろうとしていた。スペツナズは細菌学者ファルハドフを同行して研究所の破壊とウイルス焼却を命じられる。着陸地点で襲撃されフルストが負傷し、パイロットが死亡する。現地には子供がおり、近くの村への道案内を頼むことにする。しかし、子供はテロリストであることが判明し、子供は自爆する。スペツナズはフルストの治療のため、敵の医療テントを襲撃し、医者を道案内にして研究所に突入する。研究所内で敵のボスを倒すが、ウイルス解毒剤は金庫の中であった。しかも隊員の一人がウイルスに感染。スペツナズは逃げた科学者を追跡し、金庫の暗証番号を聞き出すことに成功する。

第3話 ジハード・聖戦
 スペツナズは派遣されてきた神父を迎えに行くが、神父は敵弾に倒れて瀕死となる。神父はオルロフと言い、元スペツナズの隊員であった。5年前にオルロフ大尉は自身の娘の通う学校を占拠した犯罪者を倒すために出動するが、娘の命を救うことが出来なかった。その後スペツナズを引退し、神父となったのだ。神父としての教育を受け、セルビアの教会再建のために派遣される。そこにアルバニア軍が侵攻し牧師らを殺害する。女子供までが殺されそうになったとき、国連軍のフランス軍大佐がらがやってくる。ところが、アルバニア軍は国連軍さえも殺害してしまう。オルロフはついに武器を持って対抗し、単身アルバニア兵を全滅させる。オルロフは戦う神父として目覚めるのだった。

第4話
 タジキスタンのオビガルム。ロシアとアフガニスタンの首脳会談が行われる。アフガニスタン代表のボルザニ将軍が狙撃未遂される。会談の中止を目論む者の犯行と思われ、警護のためにスペツナズが出動する。将軍をドゥシャンベへ移送するための計画を練るが、情報部のリリンから内部にスパイがいるらしいと伝えられる。移送の際に将軍を別行動にすることで、スパイがタジキスタン軍の大佐とその姪であることが判明。途中で待ち伏せに会い、激しい銃撃戦となるがなんとか撃退し、タジキスタン軍の大佐も抹殺する。

第5話 チェチェン・ウォーズ
 チェチェンのシャトイ地区。スペツナズのロパタがテロリストによって殺される。一方、チェチェン共和国連邦軍ではミサイルストレラ2Mがテロリストに横流しされ、ミサイルにより戦闘機撃墜が頻発していた。防諜部のリリンはスペツナズに撃墜されたパイロットの救出とミサイルの製造番号を確認するよう依頼する。パイロットの1人は死亡するが、スペツナズはパイロットの1名を救出。さらに、連邦軍兵士と接触しミサイルを入手しようとするテロリストを発見し、流出を未然に防ぐ。

第6話
 チェチェン内で輸送部隊が頻繁に襲撃されるようになる。実はテロリスト側に元SAS隊員の英国人ラシュディが傭兵としてついたのだ。チェチェン連邦軍はスペツナズに護衛を依頼。スペツナズは敵に辣腕兵士がいると判断し、慎重な行動を勧めるが、輸送隊長のオゾルニク中佐は頑固に独自の戦闘を敢行する。その結果、幾度も敵を取り逃がすことに。そこでスペツナズの指揮の下ラシュディと決戦に。テロリスト部隊を殲滅し、変装して逃げようとするラシュディを見事捕縛する。


(2007/10/09)