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戦争映画の一方的評論
 
「バレット・ダウン 評価★★ 息子の仇をロシア警察との協力で果たす元米外交官
MOSCOW HEAT
2004 ロシア  監督:ジェフ・セレンターノ
出演者:
マイケル・ヨーク、アレクサンダー・ネフスキー、リチャード・タイソンほ か
89分 カラー 

 

 ロシアンマフィアに息子を殺された元外交官とニューヨーク市警警官が、ロシアに乗り込み、ロシア警察の協力でマフィアをやっつけるという友情アクション 映画。アクションとは言ってもそれほど過激なものでもなく、ちょっとした銃撃戦とフェンシング格闘アクション程度で、比較的おとなしめ。また、ヒーロー的 な主人公が特に設定されているわけでもなく、アクション映画としてはやや盛り上がりに欠ける嫌いもある。だが、ストーリー構成自体は悪くなく、アメリカ人 とロシア人が協力するというレアな設定も面白いし、引退した老アメリカ外交官とマッチョなロシア警察官の友情という取り合わせもなかなか。
 絶賛するほどの映画でもなく、かといって駄目出しするほどでもなく、出来の良いB級映画といったところか。お手軽にアクション映画を楽しむ分には十分な 出来。製作はロシアで、監督や役者には英米人が関わっている。このあたりが、ハリウッド的な雰囲気を持ちつつも、何かちょっと違う印象を与える要因となっ ているのだろう。数は多くないが、ユーモアを含んだ場面もあり、モスクワ空港での女性職員や元外交官に騙されてしまうロシア警察官など、思わずニヤリとし てしまう。
 願わくば、もう少し伏線とか黒幕の存在などをしっかり描いていれば、盛り上がったことだろう。起承転結的バランスは良いのだが、淡泊すぎるのだ。
 ロシア警察官ブラッド役のアレクサンダー・ネフスキーは、すごいマッチョ。盛り上がった二の腕はすごいし、余りに筋肉がつきすぎて着ている制服がとって も格好悪く見える。ぱっと見シュワルツネッガーにも似ており、それを意識してか劇中にもシュワルツネッガーのファンであることが表現されている。女性役と してはマフィア側のマーシャ(
Mariya Golubkina)と警察側のサーシャ(ジョアンナ・パクラ)が登場し、どちらもロシアン美女だがマーシャの方はサディスティック的なエロスが魅惑的。

 比較的淡泊なアクションなため、
爆破シーンなどは合成を用いていたりと、登 場する兵器類はさほど多くない。ロシア撮影だけあってロシア警察のヘリコプターとしてミルMi-8ヒップが1機出てくる。多分軍用と思われるが、機体には 「31」の数字が見える。このほか、民間ヘリとしてロビンソンR44が出てくる。ヒップにミサイル攻撃されて爆破される(もちろん合成画像)。

興奮度★★
沈痛度★★

爽快度★★★★
感涙度★

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(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

  ニューヨーク市警の警官アンドリューは同僚のルディとともに、密輸武器売買の現場の捜査に赴く。父のロジャーは元イギリス総領事の外交官で、息子の任務を 心配していた。武器売買はロシアンマフィアのクリモフが親玉であり、市警が現場を押さえようとした際にアンドリューはクリモフに撃たれて死亡してしまう。
 ルディとロジャーは、ロシアに国外逃亡したクリモフを追ってアンドリューの仇を討つことを計画し、ロシアに入国する。まず、小組織のボスで情報屋のオレ グと接触し、クリモフの居場所を聞くとともに銃を入手する。クリモフはほかの幹部らとともに飲食店におり、ルディとロジャーは店内に潜入する。そこで、ク リモフとルディが遭遇してしまい、ルディは肩を撃たれクリモフは逃亡する。これとは別にロシア警察もマフィア摘発のために店内に突入する。店を抜けたクリ モフは店外にいたロシア警察官デニスを殺害して逃亡する。
 親友のデニスを殺されたロシア警察のブラッドはルディとロジャーを参考人として拘束する。しかし、二人ともロシア入国の理由を語らなかった。ロジャーは 監視の警察官を騙して逃亡し、再びクリモフの情報を得るためにオレグの元を訪れる。オレグからクリモフの愛人マーシャの家を教えられるが、その代価として 亡き妻の形見である指輪を取られる。ロジャーはマーシャの家に行くが、オレグの手先が抹殺にやってくる。ロジャーは命からがら逃げるが再びロシア警察の厄 介となる。
 ロジャーが元米外交官と知ったロシア警察は国外退去を命じる。空港への移送中にロジャーはブラッドに全てを語って見逃してもらい、ブラッドはロジャーに クリモフの逮捕を約束する。ブラッドはオレグのもとを訪れ、力で脅してクリモフの居場所を聞き出す。二人はマーシャの後をつけてクリモフを見つけ出すが、 クリモフは連邦保安局の保護下にあり手が出せなかった。不審に思ったブラッドは工作員のサーシャに情報を調べてもらうと、クリモフが単なる武器密輸だけで なく、背後にもっと大きな組織がありそうなことがわかってくる。しかし、ブラッドは突然上司から捜査中止の命令を受ける。ブラッドは警察手帳と銃を返し、 民間人としてクリモフを追うことにする。
 そんな矢先、ロジャーの旧友エドワードと連絡が付き、ロジャーはキエフ駅の2番ホームで待ち合わせする。しかし、エドワードはマフィア側の人間であり、 ロジャーとブラッドはクリモフらに捕まってしまう。二人は厳しい拷問を受ける。その頃サーシャは、エドワードやクリモフらがミンスクから盗まれた核弾頭の 売買を目論んでいることを突き止める。さらに、本拠地を突き止めることにも成功し、ロシア警察が急行する。
 ブラッドは危機一髪のところで力任せに鎖を切って脱出。マーシャに殺されそうになっていたロジャーを助け出し、マーシャを殺害。さらに、クリモフとロジャーはフェンシングで一騎打ちとなる。ロジャーは見事クリモフを片づけ、核弾頭売買現場にはロシア警察が急襲する。
 黒幕はシショフ議員であり逮捕される。いよいよロジャーの帰国となり、ブラッドは例の指輪をロジャーに返す。そしてシュワルツネッガーのファンであることを打ち明けるのだった。


(2007/03/20)

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