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戦争映画の一方的評論
 
「デッドマン・ソルジャーズ 評価★★ ヒトラーの秘密兵器スーパーソ ルジャー
HORRORS OF WAR
2006 アメリカ  監督:ピーター・ジョン・ロス、ジョン・ホイットニー
出演者:ジョン・オスペック、ジョー・ロレンツォ、ダニエル・アラン・オーリー
ほ か
92分 カラー 

 

 題名のとおり、ヒトラーの秘密兵器ゾンビ兵士が出てくるホラー系戦争映画。カメラワークや映像的にはインディーズ制作的なチープさ もあるのだが、意外にも映画に引き込まれてしまった。
 ホラーとはいえどもホラー嫌いの私でも全然平気な程度で、映画全体としては味付け程度の存在。ストーリー全体のうち8割は純粋なシリアス戦争映画的なア クションが続く。インディーズ制作的なアクションの緩慢さやカメラワークの悪さはあるものの、使用されている兵器類や火薬量、そしてそれなりにリアルな銃 撃戦の様子はそこそこの出来。ホラー映画である事を忘れて、ついつい見入ってしまう事もしばしば。
 ホラー場面はホラーを期待した人にとってはかなり残念な部類だろう。ゾンビ兵士の登場もさほど多くなく、特別怖いわけでもなく、さらにゾンビ兵士登場の 背景が手抜きに描かれてしまっているので面白くない。ちょっとネタバレだが、ゾンビ対オオカミ男に至っては・・・・本作のホラー企画のやる気を疑ってしま う。恐怖感を感じない上に、オチがないとなるとどうにも締まらない。私風に言えば、「オチのないXファイル」といったところか。どうせなら、Xファイル風 にオチと神秘性を持たせても良かったのではないか。
 ストーリー展開もフラッシュバックを用いたのが逆効果。シリアスものとしても、話の展開が読みづらいく登場人物が入れ替わっていくのが理解しずらい。ホ ラーものとしても、先にネタバレ的に読めてしまうので、もっと何が出てくるのか溜めておいても良かったような気がする。
 全体としては、シリアスな戦争映画とコメディチックなホラー映画が混在しており、何とも表現のしようのないものであった。まとまりは悪い。
 
 登場する兵器類はB級ホラーの割に、意外にも凝っているのに驚く。アメリカ軍陣地にあるM3A3スチュアート軽戦車は本物で、ドイツ軍の Sd.kfz222軽装甲車はレプリカだそうだ。また、航空機でもP-51ムスタングは本物らしい。その他の爆撃機等はCGによるもの。決して低予算だか らといって手を抜かないあたりに好感を持った。その分、ホラーの方が手を抜かれている様な気もするけど・・・。
 撮影はオハイオだそうで、森林や草原、廃墟を利用した戦闘シーンはスケール感こそないが、迫力は感じる。堂々と敵機関銃の前に立ちはだかっていたり、重 歩兵砲にも動じなかったりと変なところはあるけど。残念なのは、やはりホラーアクション?。ゾンビ兵士が襲いかかるシーンやゾンビ対オオカミ男のあたりの 格闘技指導者がいなかったのだろうか。かなりB級度炸裂のお粗末演技なのだ。ここだけでももっと上手に演武しておけば迫力があっただろう。
 ちなみに公式HPによれば、リエナクターとしてドイツ軍は「The 352nd Infantry」、アメリカ軍は「28th Division 110th Rgt " I " Co」というのが参加しているようだ。しかも、ドイツ軍側で登場するsig33重歩兵砲はリエナクターの所有物ぽい。確かに、他の兵器類が迷彩なのにこれ だけカーキ色というのも変だなと思ったのだが・・・。なお、映画中ではアメリカ兵は第1師団のパッチをつけている。あと、第1師団なのに爆撃機から落下傘 降下していくのも・・・いいのかそれで。

公式HP 
The 352nd Infantry HP 


M3A3スチュアート軽戦車

CGの航空機

Sd.kfz222軽装甲車

ゾンビ兵士

スーパーソルジャー対オオカミ男

変身した大尉



興奮度★★★
沈痛度★★

爽快度★★
感涙度★

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(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

  1945年3月のドイツ。アメリカ軍の歩兵部隊がドイツ軍と戦闘するが、弾に当たっても死なないドイツ兵に遭遇する。
 遡る事6ヶ月。1944年8月のフランス。戦略事務局のパークス大佐のもとにシュミット中尉がやってくる。中尉は偵察任務中に信じられないものに遭遇し たと報告を書き、部下のバグウェルとスタンパーを失っていた。パークス大佐はその報告を信じず、罰としてはみ出し者部隊のミッチェル大尉の部隊に転属を命 じる。
 ミッチェル大尉の部隊はシャルトルの敵武器庫の破壊任務のため、落下傘降下する。しかし、隊員はバラバラとなり大尉とシュミット中尉のほか数名程度しか いなかった。森の中ではぐれたバーンズを発見するが、四つ足のオオカミのような化け物に襲われた、と気が変になっている。当たりには食いちぎられたドイツ 兵の死体が散乱している。ミッチェル大尉はそれを信じず、バーンズを放置して前進。その先で待ち伏せされた一行は、ドイツ軍の装甲車や重歩兵砲に挟まれな がらも、4人がなんとか脱出に成功する。そして、一行は「呪いが死を呼ぶ オオカミに注意」という標識を無視して進む。
 フランス人女性2名が住む家に4人は宿泊する事に。しかし、ミッチェル大尉とディム軍曹は女性をレイプする。それを阻止しようとしたゲイリー軍曹は殴ら れ、シュミット中尉も無視される。そこにフランス人の性の弟が変身したオオカミ男が襲いかかる。ディム軍曹とミッチェル大尉は殺され、ゲイリー軍曹も傷つ きオオカミ男になってしまう。
 戦略事務局に戻ったシュミット中尉は、パークス大佐にヒトラーの秘密兵器計画を探るよう命令を受ける。その仲間にはかつて同僚だったルッソ大尉とその部 下4名にオオカミ男となったゲイリー軍曹だ。
 1944年9月、7名はドイツ軍の人体実験に協力しているとみられるシャルター博士を捕らえるためにメス東部に向かう。博士のいると思われる廃墟に接近 した一行は、突入をかける。迫り来るゾンビを撃ち殺して研究室に入ったシュミット中尉はシャルター博士を発見する。シャルター博士は家族を人質にされ、薬 の作用で弾を通さない体と痛みを感じない兵士を作り上げていたというのだ。さらに、新薬を開発し、より強力な兵士を開発したという。そのシャルター博士自 身がそのスーパーソルジャーだった。
 博士は次々に部下を倒していく。ゲイリー軍曹はオオカミ男に変身して戦うも敗れる。あとは、誰かが新薬を注射してスーパーソルジャーになるしかない。 ルッソ大尉が決意して注射を打ちスーパーソルジャーに。見事、博士を倒すもルッソ大尉もまた自らを撃てと部下に命じる。
 戦略事務局に戻ったシュミット中尉はさらなる任地へ向かう事になる。 


(2006/10/24)

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