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かぽんの戦争映画
一方的評論
 
「明治天皇と日露大戦争 評価★★ 日露戦争を学ぼう
1957 新東宝 監督:渡辺邦雄
出演:嵐寛寿郎、阿部九州男、宇津井健、高島忠夫ほか  
113分 カラー


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 新東宝が製作した天皇3部作の第1弾。駄作の第2弾の「天皇・皇后と日清戦争」、 良作の第3弾「明治大帝と 乃木将軍」の中間のような作品。とはいえ、この作が最も古いので、この渡辺作品が後の2作品の影響を与えているといえる。日本初のカラー・ワイド 作品で、新東宝の存続をかけた作品。大ヒットをした。(ちなみに、ワイド版のほかにスタンダード版も撮影されて上映されたそうだ)
 何が大ヒットを呼んだ要因なのかわからないが、嵐寛寿郎の明治天皇役は確かにハマリ役ではある。特にストーリーや人間性の脚色をつけずに、淡々と歴史を 語っていくこの映画のパターンは、今では決して高い評価は得られないだろうが、この時期に制作された戦史ものとしては十分なものだったのかもしれない。ロ シアの極東侵略に対して日露戦争開戦の意志決定から、旅順攻略、ロシアバルチック艦隊との対馬沖での対戦までを描き、明治天皇の平和への希望とやむなき開 戦の意志決定をメインにしている。旅順攻略あたりは第3弾の「明治大帝と乃木将軍」と結構かぶる場面も多いが、歴史性を問うならばこの作が優れている。
 3部作全体に言えることだが、淡々と歴史を追うあまりだらけた印象があるのは否めない。また、今の映画では信じられないが、要所要所で詩吟が朗詠される のはちょっと以外だ。天皇の詠まれた詩なのだろうが、時代性を感じさせる手法であり、逆に天皇の存在を際だたせている。今や伝統文化とでも言えようか。
 映像的には海戦シーンでミニチュアを多用している。さほど迫力は感じないが、この時代としては納得できるレベル。また、旅順攻略では人海戦術でばった ばったと兵士が倒れていくのは圧倒される。後の203高地の映画にも影響を与えているのではなかろうか。
(2004/05/12)

興奮度★★
沈痛度★★★
爽快度★★
感涙度★


 

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